一時間ほど休憩無しに草むしりをしてから腰が痛くなり、2日間ほとんど寝ていた。という方の3回目の施術です。
まず、草むしりの姿勢は背側の筋肉、特に腰に大きな負担がかかります。前かがみなると背中が猫背になり、上半身の重さが腰の背骨(腰椎)の前側に集中してしまいます。
その為、腰椎を支える腰の筋肉は緊張状態が続き収縮します。その結果、腰痛が起きてしまうのです。
初回のときにお体の状態を見ると、骨盤と仙骨が合わさる仙腸関節から腰、背中にかけてかなり硬くなっていました。お尻、背中は腰に強い痛みがあったので、防御反応で筋肉が収縮してしまったようでした。
このような状態になると、痛みを抑えるために背骨の動きも制限される為に余計に動けなくなってしまいます。
初回はかなり筋肉の緊張が強いのであまり刺激をせず、まず筋肉を緩める施術をしました。
2、3回目は奥の筋肉をほぐすことができたので、今日の施術後は寝返りも起き上がるのも問題なくできるようになりました。
草むしりのように、本来の背骨のS字カーブが崩れた姿勢を続けると、一部分に負担がかかるので痛みを引き起こす原因となります。
予防には同じ姿勢を続けないということが大切です。